私の学生時代、就職活動
制御に関する開発に携わりたくて転職。
本当にやりたかった仕事に出会えました。
大学では工学部情報工学科でリアルタイムOSを使用した制御工学を専攻していました。就活当初はソフトウェア関連会社を志望していたものの、業界の不景気もあって求人が少なく、幅広い業種に切り替えて活動。最初の就職先は医療系のコンピュータの代理店です。そこで取引先に導入したPCの使い方などを指導するインストラクターとして5年間勤務しましたが、やはり自分の本当にやりたい仕事をと考えて転職を決意しました。
開発に関われる企業を探していて出会ったのが当社です。製造業や工場と聞くと無骨で厳しい現場のイメージがありますが、面接を受けてみると想像に反してとてもソフトな印象でした。制御関連の仕事に携われることも決め手となり、熱処理の知識はありませんでしたが、やってみたい!という思いで入社しました。
制御システム課の仕事
装置の要となる制御盤の設計には
責任感と計画性が求められます。
熱処理設備には制御盤と言って、機械に指令を出すための重要な装置があります。その制御盤のどこにボタンを配置するのか、どう配線するのかといった図面を設計するのが当部門の主な業務です。ほかにも炉体を制御するためのソフトの制作や、他社向けの設備やシステムの制作をスムーズにするためのリンク表の作成も行っています。
当社では基本的に一人1工番を担当しますので、設計する設備の動作や納期も含め、計画性を持って業務に当たることが大切です。一人で担当すると言っても上司や先輩にいつでも相談できるので安心して仕事ができています。設計した設備が正常に動いているのを確認できた時は達成感が大きいですね。
私の仕事のココが面白い
手掛けている自動化システムを通して
製造現場のよりよい未来を築きたいです。
自分が手がけた大きな機械が実際に動いているのを見るのはワクワクしますね。社外や海外向け装置の仕事では現地へ行って納品した装置の調整をすることもあるので、いろいろな場所へ行けることも楽しいです。
昨年からは全自動搬送システム「famas」に着手しています。熱処理設備には洗浄、加熱、冷却など様々な機械がありますが、現状では工程ごとに人間がボタンを押して操作しています。その必要な動作を始めにすべて登録し、人の操作なしで完成までつなげるというシステムです。こうした自動化は生産性を高めるだけでなく、「危険」や「夜勤」といった工場勤務のデメリットを減らすことにもつながります。開発を通して職場環境の向上にも貢献できるのはうれしいです。
私が目指していること
現場でスキルと理解力を磨いて
いずれは指導する立場を
目指していきたいです。
現在上司が担当している検図や指導を、今後は自分でもできるようになりたいと考えています。そのためには、設計者によって個性が出やすい図面を見る目・理解力を身につける必要があります。そして自分も後輩に的確なアドバイスができるよう、成長していきたいと考えています。
オリエンタルエンヂニアリングの
ココがオススメ
責任ある仕事を任されて経験が積める。
職場内の人間関係も良好です。
ひとつの仕事を任せてもらえるので、とてもやりがいを感じられます。緊張感もありますが上司や先輩がしっかりフォローしてくれますし、部署内の雰囲気も良いです。
1工番を任されるので、自分の采配で納期をきちんと守れるのであれば休暇も取りやすい環境です。
自分も入社して熱処理がどんなものか学ぶところから始まりました。ですから学生の方に伝えたいのは、やる気さえあれば技術や知識は入社後もどんどん身につけることができるということです。きちんとコミュニケーションのとれる、素直な人間性を持った方と一緒に働ければと思います。