私の学生時代、就職活動
モノ作りの礎となる「材料」の研究を
存分に生かせることに魅力を感じました。
学生時代からモノ作りに興味があり、中でもモノを作る上での大元となる「材料」を研究したくて大学院では材料工学を専攻しました。就活では、研究してきた工具や金型、コーティングの分野に強い業界を中心に探していたところ、大学に求人を出していた当社を知りました。
教官に相談したところ、研究開発に力を入れている良い企業だとお墨付きをもらえて。自分でも調べてみると、業界でも例を見ない装置を自社開発しているなど、技術力のすごい会社なんだということが分かりました。携わりたかった金属コーティングを手がけていること、また熱処理の分野なら自分が学んできたことが生かせそうだということも決め手となり、入社を決めました。
研究室の仕事
脱炭素の面からも脚光を浴びている
真空浸炭の研究開発を行っています。
入社後は加工部門でオペレータを1年、そのあと設備部門で顧客先に納めた熱処理設備の補修点検や部品交換などの業務を通して、当社の熱処理会社の特性を覚えました。研究職志望であっても、当社ではまず現場を経験してから各部署に配属というのが基本的な流れです。ですから初めは慣れない交代制勤務で先輩の動きを真似して覚える日々でしたが、自分としてはとても楽しかったです。
現在は研究開発部で浸炭に関わる技術開発に携わっています。熱処理とは、金属を加熱・冷却することで目的の性質を得る加工技術のこと。真空浸炭はそうした多種ある熱処理加工のひとつですが、CO2を排出せず環境にやさしいことから、今脚光を浴びている技術でもあります。私たちはその真空浸炭技術をより高めていくための研究開発を行っています。
私の仕事のココが面白い
業界屈指の規模であり、現場も近い。
研究開発に理想的な環境が揃っています。
当社は設備部門と加工部門があり、自社製の設備で熱処理加工を行っています。真空浸炭炉だけでも5台稼働しているのは業界でも珍しい規模で、さらに取引先にも納めているので、研究開発の環境としてとても恵まれていると思いますね。
現場が身近にあるので、トライしてみたことの結果がすぐに得られるのは当社の強みですし、予想通りの結果が出た時は研究者として達成感や仕事の面白さを感じます。
自分が学生時代になんとなく抱いていた研究職のイメージは、大勢いる中の一研究員として指示されたことを部分的に研究する、という感じだったんです。ですが実際には複数の研究テーマを自分で全て計画し結果を出さなくてはならず悪戦苦闘の毎日です。オペレーターや客先の補修工事を通して、会社の業務全般を知ることができた。その経験をふまえて研究開発に携われているというのは、非常に大きな財産になっています。会社全体を見渡しながら仕事ができるという点は、大手企業にはない魅力かもしれません。
私が目指していること
SDGsが加速する世界で
チャンスを掴みたい。
熱処理会社としての貢献を目指します。
国際情勢を視野に入れた研究開発を積極的に進めていきたいと考えています。いま世界的にも叫ばれている脱炭素に向けて、熱処理会社として貢献できることを考え、取り組んでいきたいです。
例えば自動車のEV化が進むと熱処理を要する部品は何万点と減るけれど、脱炭素は進むことになりますよね。そこにビジネスチャンスがあると私は考えています。真空浸炭という技術は世の中にとってますます欠かせないものとなるはずですから、当社の技術を強くアピールしていきたいです。世界情勢が変わっても、当社だからできることはこれからもたくさんあるはずです。
オリエンタルエンヂニアリングの
ココがオススメ
研究職を目指す方にとっては
ワクワクするような環境だと思います。
当社は研究開発に力を入れていて、中小企業では珍しい分析装置などが充実しています。外部委託だとどうしてもタイムラグができたりニュアンスが伝わりにくかったりする部分も、自社内で自分が納得いくまで、しかもタイムリーに、研究・実験・分析できる。
挑戦してみたい研究にも積極的に取り組ませてもらえますので、研究職を目指す人にとっては非常に魅力的な職場なのではないでしょうか。
かたちにとらわれず「なぜだろう?」とか「こうすればもっと良くなるのでは?」といった疑問や意志を持って仕事に打ち込める方ならきっと成長できる職場ですし、上層部もそうしたチャレンジを応援してくれます。